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L少年と夏の終わり

台風がやってきましたね。関東地方のみなさまには、どうか何事もありませんように。

今日で、8月も終わりですね…。
今年の夏休みは、新型インフルエンザでの休校分を取り戻すために、早めに夏休みを終える学校があるそうですね。なんて気の毒な!
私の時代にそんなことになっていたら、絶対学校に来なきゃいけないことを忘れて、別に遊び惚けることもなく溜め込んだ宿題をやっていたと思います。授業時間が足りない以前の問題だ。
ちょうど、気候も大分涼しくなり、夏の気配が早足で遠ざかって行ってます。
また、来年のお楽しみだ。

というわけで、夏の終わりとともに、去っていく少年。
いつの間にか、小妄想文ができあがっていたので、続きに載せておきます。




夏休みの間、田舎に帰っていた僕。
山と田んぼと青い空しかない、そんな場所で、TVゲームもできず友達とも遊べない、退屈な毎日。
そんな時、あの子に出会った。
やせっぽちで、目がぎょろぎょろしてて、腕や足がユーレイみたいに真っ白で。
だけど、ものすごい速さと身軽さで、山道を駆け回ってた。
「誰?」って聞くと、こう答えた。「あなたの友達です」、と。
変な奴。
それから、僕らは毎日一緒に遊んだ。
ゲームでしか見た事がなかった、カブトムシの取り方を教えてくれた。
神社の石段に座って、ソーダアイスを食べた。スイカも食べて、種を飛ばしっこした。
山の特等席から見える夕焼けを、いつまでも黙って眺めたりした。
毎晩、電池が切れたようにあっけなく眠った。朝が来るのが待ち遠しかった。
僕は、日ごとに真っ黒になっていった。
なのに、あの子は真っ白のままだった。

帰る日が来て。
僕は、朝から出発の時間までずっとあの子を探していたけど、あの子はついに現れなかった。
そういえば、どこに住んでるのかも知らなかった。
名前さえも。

がっかりしながら車に乗って、それでもまだ窓ガラスに張り付いていたら。
あの子が、立っているのを見た。
よく一緒に遊んだ、神社の石段の上。
手を振るでもなく、別れの言葉を叫ぶでもなく、ただじっと、あの大きな目で僕を見ていた。
生い茂った木々の影に溶け込んでしまいそうなその姿は、あっという間に、流れる景色の向こうに消えていった。

窓から離れない僕に、助手席からお母さんの嬉しそうな声。
「よっぽど、楽しかったのね。また来年も来るからね」
去年までは、「また」来ることにうんざりしてたのに。

はやく、来年の夏になれ。

| イラスト | 23:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

なんか……

なんか……

超アクティブな座敷わらしみたいだと思いました!wwww

来年また会えるといいね!

| 若子 | 2009/09/01 03:32 | URL | ≫ EDIT

若子さんへ

あはははは!あははははははははははは!!!!
あ、あ、アクティブ…しかも、超アクティブ…!!!!!
座 敷 わ ら し !

いやいやいや、まさにそんな感じで。人間だかどーだかわからない感じでwwLってほんと、座敷わらしみたいだよね。

ぷっくくくくく…

| 夜崎 | 2009/09/03 01:30 | URL | ≫ EDIT















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