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BにHAPPY BIRTHDAY !! 前編

HAPPY BIRTHDAY dear
BEYOND !!


キター!キタよ!今年もBたんのB誕が!
はい、とっくに昨日から某ビヨリミのカウントダウンパーティーで盛り上がってましたがね!
お誕生日おめでとう!

Bは、あのままのBだったら、自分の誕生日をこうして祝われることに苦痛すら感じていたんじゃないかと思います。ひょっとしたら、自分が生まれてきたことにすら喜びを見出せなかったかもしれない。
そんなBを、誕生日を祝われるのも悪くない、と思えるまでに(って私が勝手に言ってるんですけどね)変えたのは、愛に他ならない。
某J様の愛。
某劇団の愛。
Bを好きなみんなの愛。
Bに注がれる密やかな愛。

そして、の愛。

別に、ラブラブでなくてもいいんですよ。(ラブいのに越したことはありませんがね!)
ただ、自分の全てでぶつかってきたBに対して、後にLが『竜崎』を名乗ったことは、愛と言ってもいいように思えてならないのですよ。

で、恒例の妄想文を…と、書いてみたところ、アレやらソレやらが交錯して誕生日全然関係なくなりました。あ、全然OK?LBが好きなら全然おk?ですよねー!
というか、長すぎて前後編なんですけど?ど?いい?おk?ですよねー!(脳内お祭り状態につきここで失礼をお詫びいたします)


※お久しぶり、流河旱樹と黒猫の物語です。
※らぶらぶすぎるので、苦手な方はお読みにならないで下さい。



三日前。
思えば、この辺りから彼は、目に見えて様子がおかしかった。
私の古くなったTシャツをカゴに詰め込んだだけのベッドの中で、彼はほとんど動かず丸一日眠りこけていた。それは、ちょうど私たちの住まう地域が入梅したということもあって、猫である彼の逃れられない宿命のような性質のせいだと、私はその時思っていた。

二日前。
昨日と同じく、彼は明らかに普段より多く睡眠時間を取っていた。外は、相変わらずの雨。だが、少し多すぎやしないだろうか。食事の時間以外、トイレに立つこともほとんどなく、彼はじっと丸くなって眠っていた。
しかし、起きている時は、いつも通り私にベタベタ纏わりついてきていたので、杞憂なのだと思うことにしたのだった。

昨日。
とうとう何も食べなくなった。
大好物のジャムを目の前に出しても、うっすらと目を開けて見るだけで、またすぐに眠ってしまう。
さすがに心配になったので、講義をさぼり彼を病院へ連れて行くべく仕度をしていると、それを阻止するように彼の大きな鳴き声が部屋に響いた。慌てて、側に寄って様子を見た。

『ここにいてください』

彼の赤い目が、無言のうちにそう言っていた。
私は、なぜかその目に圧倒されて、病院行きをやめて彼の側についていることにした。
念の為、体温を測ったり呼吸に異常がないかなど念入りに観察してみたが、まったく異常はなかった。ただ眠いから眠っているようにしか見えない。それでいて、私がちょっとでも席を立つと、凄みを利かせてニャーオと鳴くのであった。おちおち用も足せない。
そうして、一日中眠る彼の側に座って本を読みながら、とうとう夜になった。
眠る時も、カゴの側に布団を敷いて横になった。真夜中に近づく頃、うとうとと眠くなって…


そして、今日。
正確な現時刻は、午前零時二十五分。
私は、三日前からの記憶を呼び覚ました後、彼に向かってこう言った。

「それで、あなたは人間になったというんですか」

「だから、さっきからそう言ってるじゃないですか」

つい昨日まで、私という人間と彼という猫一匹のためだけの空間だったはずのこの六畳一間に、今や私と背格好のよく似た男が一人、彼の代わりに私と向き合っているのだった。
その男は、自分のことを「彼」だと言う。
「彼」が人間になって、自分になったのだと言う。
言われてみれば、確かにその男の目は彼と同じく真紅で、艶やかな黒髪も彼の手触りのいい毛並みを思い起こさせた。おまけに、これ見よがしに頭部には猫の耳が、私と揃いのジーパンとシャツの隙間からは、猫のしっぽが飛び出していた。よくよく見ていると、絶妙な動きを見せる。本物か?

「そうじゃありません。私が聞いているのは、どうやってあなたが人間になったか、ということです」

「だから、私にもよくわからないんですってば。三日前から急に眠くなって、よくわからないけれど、眠って力を蓄えなければ、ということだけはわかっていて、だから眠っていたんです。本能というやつじゃないですか?」

「本能は結構です。どうして、猫が……いえ、やめましょう。少し冷静にならなければ」

「あなたは、ずいぶん冷静に見えますけど…」

本当に猫だったのだとしたら、なかなか口が達者な男をひと睨みして、思考に没頭する。
猫が人間に?そんな馬鹿な話は、フィクションの世界でしか聞いた事がない。化け猫でもあるまいし。それよりも、第三者がこの部屋に侵入した可能性だ。このアパートには単純な鍵しか備えられていないが、戸締りには用心している。無理やりこじ開けたともなれば、音で気付くはずだ。それに、そういう形跡も見当たらない…と、なれば…。

「あ~、目が覚めたらお腹が空きました。ジャム食べていいですか」

言うなり、男は突っ立ったままの私の横を通り過ぎ、さも住み慣れた我が家であるかのように台所へ行き、冷蔵庫を勝手に開けて中にある「彼」のためのジャムを取り出した。
そして、ジャムを片手にニコニコ笑いながら戻ってきて、当然のように私の足元に座り込んだ。

「ん?!」

私は、恐る恐る腰を落とし、布団の上にぺたりと座ってジャムの瓶の蓋と格闘している男に顔を寄せ、髪の匂いを嗅いでみた。側に座り込む時、覚えのある匂いが鼻を掠めたのだ。

「……!」

「うにゃ?」

それは、まさしく私の「彼」の匂いだった。
手を伸ばして、黒い耳がちょこんと生えている頭を、いつもそうするように撫でてみた。すると、男は赤い目を嬉しそうに細めて、白い喉を逸らし、なんと喉を鳴らして応えたのだ。

「…あなた、なんですか…」

思わず口をついた呟きに、赤い目がきょろりとこちらに向けられた。
それは、いつもの「彼」なら、含み笑いのようなものだったのに。
人間になった彼にされた途端、心臓がドクリと鳴った。




つづく

| B誕 | 21:54 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 ガロアリルです。関係ないですが魔女裁判観てました。
 
 つい先程、日付がかわる直前、丁度Bさんとの脳内会話をしていました。
 あ、誕生日のお祝いな会話ではなくて、「そんなにまでLに執着しているのはなぜ?」という問いかけをBさんにする会話でした。
 Bさんは「聞かなくても解っているだろう?」と答えてくれました。
 
 その会話後に、今日の記事を見て驚いた私。
 「……今日はBさんの誕生日だね」と頭の中で言い記事を読み始めました。会話はしませんでしたが、多分脳内のBさんは無言で記事を読んでいたと思います。
 
 「偲ぶ」の意味を以前国語辞典で調べた所、「恋しく思う」の一文がありました。
 ラブラブ発言に共感しつつ記事を読み進めていくと……
 
 猫さん人間体(Bさん)化。
 
 驚きましたよ。そして驚きの反動で「あ、服は着ているのね」と猫耳よりもそっちに意識が行って。しっぽですぐに耳としっぽに意識が行きましたけれど。
 
 化け猫……あれって女にしか憑かない筈では……LBへの伏線……深読みし過ぎですね。
 
 続きます。

| ガロアリル | 2009/06/14 00:33 | URL | ≫ EDIT

 続きました。
 
 流河さんが猫さんを撫でた!さ、触ってみたい!撫でたい!髪に顔をうずめたい!思わず欲求を口走ってしまいました!
 流河さん……心臓の鼓動が強く鳴りましたね。
 後編がらぶらぶ話になるからですかね。思う存分らぶらぶして下さいお願いします(お願いしなくても……
 
 それでは
 

| ガロアリル | 2009/06/14 00:39 | URL | ≫ EDIT

☆拍手のお返事です☆

>>まあむたんへ
悶えてますね、悶えちゃってますね。ありがとうございます!
ところで、まあむたん家の猫たんは人間になったりしませんかね。

| 夜崎 | 2009/06/17 19:42 | URL | ≫ EDIT

ガロアリルさんへ

ガロアリルさん、こんばんは。魔女裁判は見てないです~!しかし、タイムリーなドラマですね。

おお…ガロさんのBくんは、余裕たっぷりのいい男なんですね。そういう答えならば、僭越ながらこちらで妄想させていただきましょう。フッ、あることないこと妄想するわよ、B!
!!ああああ…脳内とはいえ、Bにじっくり読まれるのはなんだか恥ずかしい…あなた、猫だしね!
ま、ちょっとでも、Bの「理由」にひっかかってくれればいいかな~?

偲ぶように恋しく…そうですね、一方は人間で、一方は猫ですからね。こんなことでもなければ、Lは自覚なんてしなかったでしょうねぇ。
…あっ、しまった!裸にすればよかった!ぬかったぜ…!!!
(化け猫は、いいんです!萌え要素であれば何でも!←)

| 夜崎 | 2009/06/17 21:14 | URL | ≫ EDIT

ガロアリルさんへ

撫でましたよ!も、ここは思いっきり人間で妄想してほしいところですね!
猫の時の可愛がり方を、人間になってもすればいいんですよ…抱っこして擽ってお腹撫でてちゅーすればいいんでs(ストップ暴走)
後編にもコメありがとうございました~!

| 夜崎 | 2009/06/17 21:19 | URL | ≫ EDIT















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