PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

なんとなくショートショート

昨夜、密かに「探偵ナ○トスクープ」で萌えていた夜崎です。水谷さん~ほえ~☆
あまり夜更かししないですぐに寝たら、今日はいつもどおりの目覚めでした。うむ、やはりナントカは風邪引かないって本当だな!これからもナントカ一直線だ~!駄目じゃん!

さて、今日は13巻をペラペラ捲って読んでました。何か考えることないかな~、とネタを探していたのですが…、あれですね、13巻は解説や種明かしの宝庫なだけに何となく読んじゃいけませんね。知ってはいたけど、あまり思い出したくもない事実(ルールとか)を再認識してゲンナリ…。はぁ。これもいつか考えなきゃいけないのかな~。でも、今はどうでもいい!
が可愛けりゃそれでいいんだもん!!
よ~しよし!さ、今日も自家発電で元気になったところで、妄想ショートストーリー行ってみましょう♪
うちは、右端の方で主な登場人物の誕生日カウントダウンをしているのですが、もうすぐ愛しのワタリの誕生日なんですな~、これが!!
で、「L日々」では誕生日様のお祝いにいつも妄想文を差し上げているのですが(いや、ニアメロはまだだ…orz)、今年のワタリのは何にしようかな~♪とあれこれ考えてたんです。その結果、ちょいとこんな話ができましたので、まぁ興味のある方はちょっと覗いてご覧なさいよ~(お前…)
お誕生日には相応しくないので、当日はもっと可愛い話を書きたいと思います。

※Lの一人語りです。
※短!
※珍しくシリアス


では、続きを読むところからどうぞ。


ワタリがいない。

私が外の仕事を頼んだのだから、当たり前だが。

「ワタリ、お茶…」

それでも、うっかり呼んでしまった。仕事に没頭して無意識に呼んでしまった私は、定められたメロディラインのように返ってくるはずの返事がないことに気付いて、ようやくパソコンの画面から目を離した。
広いだけで落ち着かないスイートルームには、私のほかに誰もいない。
自然とため息が出た。すると、それと一緒に集中も出ていってしまったようで、再びディスプレイ上の情報を目にしても、もうただの文字の羅列にしか見えなくなった。

「………」

集中が切れたのは、もちろん自分のせいだ。でも、子供っぽい苛立ちに頬が膨れる。
しばらく、画面を睨み続けて無駄な努力をした後、諦めて席を立った。
バスルームで顔を洗った後、備え付けの冷蔵庫を開ける。ワタリがいつも何かしら生菓子を用意してくれているはずだが、中には期待に反してチョコレートケーキが入っていた。

(さっぱりしたケーキが欲しかったな)

再び頬を膨らます。しかし、一人の状態でルームサービスを呼ぶわけにもいかず、贅沢も言ってられないので、私はチョコレートケーキを冷蔵庫から出した。
そうだ、お茶、お茶がない。
ワタリがいないのなら、自分で淹れなければならない。
私は、ワタリが管理している紅茶セットの前に立つと、何種類かある茶葉から適当に選んで紅茶を淹れた。一応、ワタリがやるのを見て茶器の使い方は知っているものの、蒸らすとか、そんな手間は面倒なので全部いい加減だ。
カップに入った赤銅色の液体に角砂糖をいくつか放り込むと、ケーキの皿と一緒に自分の席へと運んだ。
まず、ケーキを少し食べてから、紅茶を一口。

「…まずい」

そして、わかりきったことを口にしてみた。茶葉が合わないのか、淹れ方がまずいのか、またはその両方か。いずれにしても、やはり紅茶はワタリが淹れてくれるものでないと私は口に合わないのだ。
私はカップをテーブルに置いて、そのままフォークを持たなかった。
糖分補給も仕事も放棄して、ごろりとソファーに寝転んだ。
仕事は、ワタリが出て行ってからいくらも進んでいない。ケーキがない、お茶がまずい、そんなどうでもいいことがいちいち私を苛立たせていた。これはよくない傾向だ。
そのまま体を丸め指を噛み、努めて冷静に自分の状態を観察する。心音がほんの少し早い。無意味な思考が続かない。ぼんやりしてみると、すぐにワタリの顔が脳裏にちらついた。
私が頼んだ仕事のために、一人で外へ出て行ったワタリ…。
私は、不安に陥っていたのだ。

第二のキラが現れた。奴は今までのキラとは違う。Lを差し出せと要求してきた。
私の命は今まで以上に危険に晒されている。
それはイコール、ワタリの命の危険でもあった。

命の危険など、二人揃って数え切れないくらい経験している。『L』として、その片腕として生きることは、ある意味毎日が命の危機とも言える人生だ。
もっと危険な場所にワタリが一人で出向いていったことだって、今まで何度もあった。
"ワタリなら心配いらない”
その度に、私は何度も自分に言い聞かせてきた。ワタリを信頼しないわけじゃない、むしろその逆だ。けれど、信頼しながらも、どうしようもない不安に駆られる…こればかりは、何度経験してもなくせなかった。
ましてや、今度の敵はどんな手段を使ってきても不思議ではない。

「………」

私の胸を、子供の時の記憶が締め付ける。
帰らないワタリに、不安で恐ろしくて叫びだしそうだった。
結局、無事に帰ってきてくれたけど、あの時からきっとずっと、私の中にはこの不安が巣食っている…。



『一人でも怖くないおまじないを教えて差し上げましょう』

『おまじないですか?』

『はい。目を閉じて、こうして、胸に両手を重ねて当てて下さい。すると、離れていても私がお側にいることが、きっとおわかりになりますよ…』



私は、かつて聞いたワタリの言葉を思い出し、両手を重ねて自分の胸に当ててみた。

目を閉じると、自分の片手がワタリの手に思えてきて、まるでワタリが私の手を握ってくれているようだった。
そう、『L』と運命を共にするのが『ワタリ』ならば、彼の命を守れるのは『L』だけだ。
あの時、必死で自分に言い聞かせた約束事。それは、いつだってただの人間である私を『L』として奮い立たせてくれる。
私は目を開けた。
相変わらず不安は消えない。だが、私にはするべきことがある。

体を起こし、パソコンの待機画面を解除させ、私はすっかり温くなったまずい紅茶を飲み干した。
ワタリが帰ってきたら、とびきり美味しい紅茶を淹れてもらおう。
それまで私は、この胸の誓いに懸けて、闘い続けてみせる。



終わり。

| 妄想文・SS | 22:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

☆拍手のお返事です☆
>>緋陽さんへ
拍手&コメントありがとうございます。ふと、Lでも不安になることがあるのかな~、と思ったので書いてみました。Lは、不安なんか感じないくらいきちんと確かな足場を作ってから事件に挑むはずですが、キラ事件は特別ですからね…。でも、そんな時に支えてくれるのは、いつも一緒にいてくれる大事な人なんですよね。
そんな人を守りたいと思う気持ちが、『L』の原動力なのかもしれません。
夢の中ではせめて楽しくして~!

| 夜崎 | 2008/04/27 23:02 | URL | ≫ EDIT

☆拍手のお返事です☆
>>しづかさんへ
拍手&コメントありがとうございます~!!
Lとワタリの間には、なみなみならぬ絆があると思います。それは、ただの「親子のよう」だとか「最高のパートナー」などという言葉では説明がつかないような…。切ないです…。

| 夜崎 | 2008/04/29 00:59 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://lasthearts.blog80.fc2.com/tb.php/443-707a1d92

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。